忘却バッテリー 第2話より ©みかわ絵子/集英社・KADOKAWA・MAPPA
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アニメの中に登場する「裏表の性格の差」が激しいキャラクター(や裏表の関係のキャラクター)を「エニアグラム」を使って分析するこのシリーズ。
今回の考察は「忘却バッテリー」に登場する要 圭。
「忘却バッテリー」は「清峰 葉流火と要 圭」の高校進学時から始まる物語。
2人は中学硬式野球界の天才バッテリーでしたが、何故か弱小野球部しかない都立の小手指高校に進学します。
エニアグラムの性格には裏表があり、困難に追い詰められて「表の性格」では対処ができなくなった時に「裏の性格」が現れると言う仮説があります。
要 圭はどの様な「困難」に追い詰められていて、その困難に対応する為にどう「性格が変化」したのでしょうか。詳しく検証していきます。
「忘却バッテリー」のお話
かつて中学硬式野球界で誰もが恐れた天才バッテリー・清峰葉流火と要圭。中学時代に彼らと対戦した山田太郎は野球を辞める決意をし、野球部のない小手指高校に進学する。だがそこで出会ったのは、記憶喪失により野球素人となった要と、それにくっついて入学してきた清峰だった。さらに、かつて清峰-要に心を折られて野球を辞めた天才プレーヤー・藤堂葵と千早瞬平もまた、同じく小手指高校に入学していることが判明。出会うはずのない場所で出会ってしまった天才たちは、発足したばかりの野球部に入り、再び野球の道を歩み始める。
(ウィキペディアより)
要 圭は中学時代は知将と呼ばれチームを勝利に導いていました。しかし記憶喪失により野球への興味が全く無くなり、性格も大きく変化、その様子はまるで別人の姿となります。
【要 圭(かなめ けい)変化前(表)】(タイプ3w2:主人公)
タイプ3w2(魅了する人)は基本的に目立ちたがり屋(タイプ3)の性格、それに加えて他人の事が気になるおせっかい焼き(タイプ2)な面があります。
【要 圭(かなめ けい)変化後(裏)】(タイプ7w8:裏の主人公)
タイプ7w8(現実主義者)は基本的に明るく人生を楽しみたい(タイプ7)タイプ、それに加えて現実的で社交的、人と仕事をするのを好む(タイプ8)性格。
要 圭の性格変化について
要 圭の性格が変化した理由。その理由はタイプ3w2の基本ストーリーから推測できます。
3w2(魅了する人)が主人公のお話は以下の構成となっています。
3w2:「人々からの賞賛を得るふるまい」をしてきた主人公が壁にあたり、その問題を解決するために「自分自身が関心のあるふるまい」を見つけようとする。
【3w2のお話についての詳しい解説はこちら】
「忘却バッテリー」のストーリーは3w2の基本パターンを周到したお話となっています。
では詳しく解説を始めましょう。
要 圭:「表」と「裏」の性格
要 圭:「そうそう 出塁時にバットは放り投げないようにしてください 審判の印象悪くなるだけでメリットありませんから バット引きも速やかに 1%でも勝率を上げていこう」
タイプ3は成功志向で、実際的なタイプ。プライドが高く周りの評価(成功)を何よりも気にします。
その為、本当に自分がやりたい事は後回しなのがタイプ3の特徴。
タイプ3(達成者)キャラクターの特徴
【こだわり】「名誉・目標の達成・ステイタス」
肯定的な呼び方「進取の人タイプ」
否定的な呼び方「見栄っ張りな人タイプ」
・負けず嫌いで競争心が強いが、それを隠す
・洗練された上品な振る舞いを大切にする
・親切でやさしい
・他人と同じ事はしたがらない
・多くの人に賞賛されたがり、見栄っ張りで自慢屋
・寂しがりやで孤独を恐れる
・失敗を極端に恐れる
・利にさとく計算高くて、したたか
・完璧にできるようにしたがり、禁欲的にもなる
・第一印象や服をうなどを大事にする
・大人びて、冷静沈着
①「外向的で元気」
②「愛されることを望み、人と親密でいたいという衝動を持つ」
③「ときに、より充足的な私生活や家庭的安定の代わりに、公的な生活やそこで認められることを選ぶ」
【3w2と3w4の見分け方に興味がある方はこちらの記事をどうぞ】
要 圭:「あのさ あのさ なんかさ キャッチャーは顎かゆいし 手痛いから嫌だけどさ みんなでやると野球も割と楽しいかもね」
【こだわり】「楽しさ・夢・冒険」
防御型・周りの世界がキライ
肯定的な呼び方「快活な人」
否定的な呼び方「自分勝手な人」
・人生を楽しみつくそうとする
・落ち着きがない
・気さくでさっぱりとした性格
・ヤンチャで子供っぽい
・感情的な人を嫌う
・アイデアマン、思いつきが多い
・逃げ足が早い
・あき性
・用心深く慎重なところがある
・暗くて神経質、堅物な側面がある
・寂しがり屋で、かまわれたがり
・軽薄
①「人付合いは苦手、ひとりでいる事を恐れない」
②「ユーモア感覚は辛口」
③「人生で欲しいと思っているものを何としてでも手に入れようと心に決めている」

タイプ3w2と7w8は上図の通り、エニアグラムの正反対の位置にあり、表と裏の関係にあります。
要 圭が裏の性格に変化した理由
要 圭は中学時代、知将として清峰 葉流火と共に多くの「成功」を成し遂げ、周りからの尊敬を勝ち取ってきました。
山田 太郎:「清峰 葉流火と要 圭は 最強のバッテリーである 最強が故に 全ての球児達の夢を打ち砕く 絶対に忘れる事のできない 悪夢の様なバッテリーだ」
要 圭:「葉流火 相手の事は気にするな」
清峰 葉流火:「でも…」
要 圭:「大丈夫だ 負けた相手の事をいちいち考えるな お前には未来があるんだから 全部忘れろ」
しかし目先の「成功(勝利)」(周りからの賞賛)に拘るあまりに、次第に2人は周りを全て敵に回してしまい孤立していきます。
「周りからの孤立」に対して効果的な対策を打てない2人は追い詰められていきます。
要 圭:「大丈夫 心配すんな(中略)そしたら俺が葉流火を日本一のピッチャーにしてやるからさ」
要 圭:「葉流火 お前はこれから出会う球児全員を殺していくんだ」(中略)
要 圭:「それだけで死ぬ 勝つってそう言う事だから でもさ 葉流火はそれでいいんだ 葉流火は勝ち続けなくちゃいけない 大丈夫心配すんな お前を一人にはさせない 俺も共犯者になってやるよ」
「周りからの賞賛」を得る為に破滅の道を突き進む2人。2人はどうしようもない大きな壁にぶち当たっていました。
要 圭が「裏の性格」に変化した理由。
それは「表の性格」だけではどうしても乗り越えられない壁を乗り越える為。
要 圭:「キミ 誰?」
要 圭の表と裏の性格の価値観は正反対となっています。
要 圭(裏)はタイプ7w8。周りからの賞賛に拘らず、他人からバカにされても「自分がかっこよいと思う事」に向かって進む性格。
山田 太郎:「そして自分を律する野球を失った事で あの知将が アホ解放?」
要 圭:「分るぜかっこいいよな 記憶喪失 俺サイコーって思うもん」
「周りからの賞賛(周りの価値観)」を得る事を目指していた要 圭(主人公)が裏の性格となり「自分のやりたい事(自分自身の価値観)」を得る事で、自身の抱えている問題点を乗り越えていくストーリー。それが要 圭が主人公のお話。
要 圭:「俺は高校生活 ラブ&ピースで楽しみたいのよ 野球とか意味分からない」
要 圭:「ちょっとぉ マジでヤバいって マジで忘れてるから俺 何で俺らこんな嫌われてんのぉ~ ありえない」
山田 太郎:「強すぎたら恨まれる事もあるんじゃない」
要 圭:「ムリムリ ムリムリ ムリリンモンロー ラブ&ピースで生きてるのにぃ」
要 圭:「全くもって悪気はございません だから僕を嫌いにならないでください 愛してください 人に嫌われてると思うと食が細くなるし 夜眠れなくなってしまう そんな繊細な要 圭 要 圭をどうぞよろしくお願いいたします」
要 圭:「せっかくの高校生活 葵ちゃんとも友達になりたいじゃん」
藤堂 葵:「はあぁ 葵ちゃん? 馴れ馴れしいんだよ 藤堂さまと呼べ」
裏の性格となった要 圭は「周りからの賞賛」ではなく「周りから愛される」事を優先します。しかしその道では葉流火の才能を引き出す事はできません。
桐島 秋斗:「あんま舐めたらあかんで清峰君」
表の性格(3w2)では「葉流火の才能を引き出す事(賞賛を得る)」はできますが「周りから孤立」してしまいます。
裏の性格(7w8)では「周りからの孤立」は避けられますが「葉流火の才能を引き出す事(賞賛を得る)」はできません。
要 圭は両方(表と裏)の長所を活かす第3の道(「周りと仲良く」しながら「賞賛を得る」)を見つける必要があります。
その道を見つける為には「主人公を導く者」の存在が必要。
要 圭にとっての「主人公を導く者」と「ヒロイン」
要 圭にとっての「主人公を導く者」は山田 太郎。
表と裏の性格は水と油。表と裏が相互理解(お互いの良い所を共に活かす第3の道)する為には「主人公を導く者」の存在が必要となります。
【山田 太郎(やまだ たろう)】(主人公を導く者:6w5)
タイプ3(要 圭)の成長方向はタイプ6(山田 太郎)。タイプ6の長所は「仲間を大切にする行動と思慮深さ」。
人々からの賞賛を得るふるまいで行き詰まっていたタイプ3は人々を信頼して共に行動する事で成長できるのです。
要 圭:「だが俺たちならやれる ここには俺と晴香がいる そして最強の二遊間 山田は堅実な実力者で 2年の先輩たちは真面目で誠実だ 厳しい闘いになるけど甲子園を目指せるいいチームだよ」
そして要 圭(主人公)に対するヒロイン(最終的に救うべき存在)は清峰 葉流火と言う物語構成。
【清峰 葉流火(きよみね はるか)】(ヒロイン:タイプ9w1)
タイプ9w1(夢見る人)はマイペースなのんびり屋さん(タイプ9)、それに加えて真面目で融通が利かない(タイプ1)性格。

「忘却バッテリー」は主人公要 圭が山田 太郎の導きによって表と裏の性格の相互理解をし、共に清峰 葉流火を助けるお話。
要 圭の性格の変化をエニアグラムで見てみるとこの様な心理が働いていたのだと考察できます。
要 圭はどの様な解決策(第3の道)を見つけていくのでしょうか。それは本編で確認してみてください。
「忘却バッテリー」めちゃくちゃ面白くて大好きです。
今日はここまで。
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まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
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「スバルの性格分析ブログ」
「裏と表の性格」についてはこちらのブログを参考にさせてもらっています。



















