フードコートで、また明日。 第6話より ©2024 成家慎一郎/KADOKAWA/フードコートで、また明日。製作委員会
こんにちは
アニメ大好き
みんなと一緒に幸せを見つけていきたい
がんべあです。
今回は2024年夏アニメフードコートで、また明日。から「和田」と「山田」の関係についての考察。
2人は「表の主人公」と「裏の主人公」の関係となっています。
良い「裏の主人公」を決めるポイントは次の3点。
①:主人公とそりが合わずにケンカばかりしている。
②:けど相手(主人公)の事が気になって仕方がない。
③:二人のぶつかり合いがそのまま成長物語の基礎となっている。
2人の関係を考察していきましょう。
【エニアグラムを知らない方はこちらから】
「フードコートで、また明日。」PV
【和田(わだ)】(主人公)
【山田(やまだ)】(裏の主人公)
和田と山田は外見が非常に似ており、作品中では主人公の和田に対して山田は「ジェネリック和田」と呼ばれています。
しかし2人の性格は正反対。和田のふざけた賑やかな性格に対して山田は実に大人しく真面目な性格をしています。
裏の主人公とは
裏の主人公の役割は「主人公を否定する存在」である事。主人公(テーゼ)に対するアンチテーゼが裏の主人公。表と裏の主人公は相反する性格。
アニメの中で和田と山田はお互いの事が気になる存在として描かれています。
主人公と裏の主人公は相反する存在。相手の事が気になりながらも理解し合う事ができません。
そんな2人がお互いを理解し受け入れていく流れがお話の基本パターン。
裏の主人公は主人公の成長にとって重要な位置を占めるキャラクター。その様子を詳しく見てみましょう。
主人公の和田は周りの人たちと対等な関係の「友」になろうとし、友との遊びとして世俗的な娯楽(表面上の楽しさ)を提供しています。
山本:「和田くらいだよ 次から次へと芸人みたいに話振って来る女」(中略)
和田:「ねえ 私 病院の薬ってめっちゃ効くタイプなんだけどぉ」
山本:「ほら来た」
一方、裏の主人公の山田は弱者に対して「尽くそう」とし、弱者への救済として宗教的な思想を教示しようと闘っています。
山田:「ごめんなさい もう別れるなんて言いません」
山本:「まあ 本当にクソ野郎だったら別れても…」
山田:「滝沢君はクソじゃないです!!!」
和田(周りとの調和を大切にする)と山田(周りに頼らず一人で闘う)とは正反対の性格。
「主人公の行動理由(テーゼ)」と「裏の主人公の行動理由(アンチテーゼ)」は正反対、相反する考えがぶつかり合いながら物語が進む、それが物語に裏の主人公が登場する理由となります。
和田:「あ 滝沢 彼女と一緒だわ みてよ あの女たらし 私と同じ髪型 やっぱ私の事諦めきれんくて ジェネリックに手を出したかぁ バカな男だ」
山本:「そういう事 言うな」
【裏の主人公を詳しく知りたい方はこちらの記事で】
「和田」と「山田」の関係
主人公の和田の性格はタイプ6w7。
6w7(良き友)は自分の事より周りの共同体の事を気にする心配性(タイプ6)、それに加えて今この時を楽しむ(タイプ7)性格。
一方の裏の主人公、山田の性格はタイプ2w1。
二人は正反対の性格で得意・苦手も逆転しています。

和田(6w7:良き友)は「現実」を見ることは得意ですが、自身の「内面」と深く向き合う事は苦手。
和田:「だからいい子ぶって 外見も言葉使いもめっちゃ大人しくしてたのね ふざけんのだって仲良しと二人きりの時だけでさぁ だから高校入ってから死ぬほど静かにしてたら 優等生扱いつーかお嬢様っぽく見られてて~」
山本:「笑う…」
和田:「でっしょ~ 中身こんなのよぉ」
一方の山田(2w1:尽くす人)は弱者に対して「尽くそう」とし、弱者への救済として宗教的な思想を教示します。しかし問題解決した相手との交流は苦手。
二人は「内面」と「現実」と言う相反する世界に生きています。
山田:「私の彼氏 滝沢君って言うんですけど(中略)
滝沢君たら酷いんですよ 何で私と付き合ったと思います?(中略)
昔好きだった和田って人に似てるからって言ってきやがったんですぅ(中略)
分かります? めちゃめちゃ辛いですよぉ 私その女のジェネリックじゃねぇっつんですよぉ」
「和田」のお話のガイドライン
和田(主人公)のお話
【ストーリーライン(世界観)】
6w7:「争いを好まず調整役に徹してきた」主人公が、仲間の為に「(勇気を出して)戦いの先頭に立つ」お話。
【6w7のお話についての詳しい解説はこちら】
フードコートで、また明日。のストーリーは和田にとっては「平和から闘い」へ歩みだすお話、山田にとっては「闘いから平和」へ進むお話。
表と裏の相反する主人公、そのままでは二人は互いの事が気になりながらも理解し合う事はできません。
そんな主人公を導くのが第3のキーキャラクター「主人公を導く者」の役割となります。
和田(6w5)にとっての「主人公を導く者」は斉藤(9w8)。
【斉藤(さいとう)】(タイプ9w8:主人公を導く者)
マイペースなのんびり屋さん(タイプ9)、それに加えて現実的で社交的、人と仕事をするのを好みます(タイプ8)。
9w1より社交的。人と仕事をするのを好みます。
和田:「ねえねえ見てよ これ エイベル侯爵の夢小説」
山本:「夢って何? 夢オチ」
和田:「違うの なんと 私の彼氏になんの エイベル侯爵がぁ」
山本:「彼氏なんか早いんじゃねぇんか」
和田:「夢だから許せよぉ」
和田:「南無~」
「主人公を導く者」はそのままでは相反する主人公と裏の主人公を結びつける役割。
「主人公を導く者」の導きによって成長した「主人公」は物語を通じて「裏の主人公」と相互理解をしていきます。そして最終的に表と裏の主人公は力を合わせて「ヒロイン」を救う。
これが成長物語(ビルドゥングスロマン)のお話のパターン。
不安定な精神状態の和田は斎藤の書いた小説によって心の安定を得る事ができます。
タイプ6(不安定)→タイプ9(安定)は成長方向。
そして和田にとっての「ヒロイン」は山本。彼女は和田と山田との触れ合いの中で自分の道を見つける事ができます。
【山本(やまもと)】(タイプ3w4:ヒロイン)
山本:「しかたねぇ 私たちもカップルするか」(中略)
和田:「おいてめえら 幸せになれよ」(中略)
山田:「ありがとうございます」
山本(タイプ3)にとって和田(タイプ6)は成長方向。ただ付き合っていくだけで山本は成長する事ができます。
しかし和田(タイプ6)にとっての山本(タイプ3)は闇落ち方向。そのままでは和田の成長は見込めません。
そんな和田の成長を促すのが斎藤(タイプ9)と言う人物構成となっています。

フードコートで、また明日。ホント面白かったです。
フードコートで2人が会話しているだけの展開でこんなにキャラの深みを描く事ができるとは!
とてもビックリさせられました。
今日はここまで。
この記事が「イイナ」と感じたら下の【B!ブックマーク】ボタンを押して応援していただけると励みになります。
まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います
疑問点などありましたら是非教えてください
この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います
みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!
【用語出典まとめ】
【参考資料】
「究極のエニアグラム性格学―人の性格って、おもしろい!」
これからエニアグラムを学びたい方にオススメ
エニアグラムについての知識が体系化されている分かりやすい本
必要な情報は漏れなく書かれており、読みやすいのに読み応えがある良い書籍だと思います
![]() |
中古価格 |
![]()
「新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ」
より詳しくエニアグラムの事を知りたい方にオススメ
いきなりこの本を読むと、その情報量に圧倒されて心が折れそうなるかもしれません
覚悟のある方は是非!すごい本です
![]() |
新品価格 |
![]()
「スバルの性格分析ブログ」
「裏と表の性格」についてはこちらのブログを参考にさせてもらっています。















