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戻らない物語、続いていく物語【超かぐや姫:エニアグラム考察】

超かぐや姫より ©コロリド・ツインエンジンパートナーズ

 

こんにちは

アニメ大好き

みんなと一緒に幸せを見つけていきたい

がんべあです。

 

今回はネットフリックスで配信されている『超かぐや姫』の考察。

今回考察する超かぐや姫は見終わったあと、不思議な感覚が残るアニメでした。

 

物語としては救いがあります。
登場人物は前に進みます。
関係も変化しています。

 

けれど、いわゆる王道のハッピーエンドの様な「完全に納得した」という感覚とは少し違う。
ラストは良い結末ではあるのに、どこか静かな余韻が残る。

 

この違和感はどこから来るのか。
エニアグラムの構造で整理してみると、その理由が見えてくる様に感じました。

 

 

■王道の9主人公の構造との違い

 

主人公の酒寄 彩葉は、9w1的な人物に見えます。

調和を大切にし、自分の意志より周囲との関係を優先するタイプ。

 

酒寄 彩葉(さかより いろは):9w1(夢見る人)

超かぐや姫より ©コロリド・ツインエンジンパートナーズ

 

9主人公の王道の流れは比較的分かりやすいです。

導く者(3)に導かれ、
対立する存在(5w4)と相互理解し、
最後に不安を抱えたヒロイン(6)を救う。

9が「大丈夫」と言うことで物語が閉じる。

しかし『超かぐや姫』では、この最後の部分が異なります。

 

彩葉が救うのは6ではなく、2w3的なかぐやです。

ここで物語の重心が少しずれる様に見えました。

 

かぐや:2w3(もてなす人

超かぐや姫より ©コロリド・ツインエンジンパートナーズ

 

■成長物語の形をした救済の物語

 

彩葉自身の成長ラインは王道に近いと感じます。

兄(3w2)の導き。
母(5w4)との相互理解。

9が外に向かうための典型的な構造です。

 

ただ、その先で救われるのが2であるかぐやになることで、物語のテーマが変化します。

 

これは9の成長そのものよりも、

「愛の歪みがほどけていく過程」

が主軸になっている様に見えました。

 

彩葉は主人公でありながら、どこか触媒的な位置にもいる様に感じます。

 

■裏ヒロインが物語を動かしている構造

 

もう一つ興味深いのが、かぐやの裏にあたるヤチヨ(7w6)の存在です。

かぐや(2w3)は止まっている側の人物。
ヤチヨ(7w6)は物語を動かす側の人物。

 

月見 ヤチヨ(るなみ ヤチヨ):7w6(エンターテイナー)

超かぐや姫より ©コロリド・ツインエンジンパートナーズ

 

この配置は『青春ブタ野郎シリーズ』のかえで編とよく似ている様に思いました。

咲太(9w1)が花楓(2w3)を救う物語でありながら、
実際に物語を前へ進めていたのは裏人格のかえで(7w6)でした。

 

2が救われる存在で、
7が物語を牽引する存在。

いわば二層のヒロイン構造です。

 

『超かぐや姫』も同様の設計に見えます。

 

■なぜラストがほろ苦く感じられるのか

 

王道の物語は回復で終わります。
失ったものが戻る。
不安が消える。

そのため、達成感のある終わり方になります。

 

一方で、裏の関係を主軸にした物語では回復ではなく受容が起きます。

元の状態には戻らない。
それでも前に進める。

 

かえで編も『超かぐや姫』も、この場所に着地している様に感じました。

欠けたまま幸福になる物語。

 

そのためハッピーエンドでありながら、静かな余韻が残るのではないかと思います。

 

■二重主人公構造という捻り

 

人物関係を整理すると、構造はかなり多層的に見えます。

 

表の主人公は9としての彩葉。
裏の主人公は5へ退避した彩葉。

表ヒロインは2のかぐや。
裏ヒロインは7のヤチヨ。

 

9が成長し、
5が理解し、
7が動かし、
2がほどけていく。

 

王道の骨格を持ちながら、主題だけが静かにずれている様に感じました。

この設計が、あの独特の読後感につながっているのかもしれません。

 

■戻る物語ではなく続いていく物語

 

王道は「戻る」物語です。
元の場所へ帰る。

しかしこのタイプの作品は違います。

戻らない。
抱えたまま進む。

 

『青ブタ』かえで編も、
『超かぐや姫』も、
終わる物語というより続いていく物語でした。

 

そのため、完全な納得ではなく静かな肯定が残る。

この余韻こそが作品の意図なのではないかと感じています。

 

■まとめ

 

『超かぐや姫』は9の成長物語の形をしながら、2の救済を主軸にした作品に見えました。

 

物語を動かしていたのは裏に配置された7の存在であり、
表で成長し、裏でほどけていく構造。

ハッピーエンドでありながらほろ苦いのは、
回復ではなく受容を描いているからなのだと思います。

 

完全には戻らない。
それでも進める。

その静かな前進を描いた物語だった様に感じました。

 

 今日はここまで。

 

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※本記事は ChatGPT などの AI の力を借りて執筆しています。

 

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