がんべあの「ぶれない」キャラクター&ストーリーの作り方

創作活動の強い味方「エニアグラム」と「13フェイズ」

『日本三國』はこう動く? エニアグラムで予測する「現実と理想の主人公構造」

日本三國 OPより ©松木いっか/小学館/日本三國製作委員会

 

こんにちは

 エニアグラムの世界へようこそ。

 アニメ大好き

 みんなと一緒に幸せを見つけていきたい

 がんべあです。

 

今回考察するのはこの春にスタートしたばかりのアニメ日本三國

 

『日本三國』第1話を観て、まず感じたのは「世界に引き込まれる圧倒的な没入感」でした。

独特な作画が作品の空気をしっかりと支えていて、気づけば自然と物語の中に入り込んでしまう。


登場人物たちも印象的で、短い時間の中でも「この先を見届けたい」と思わせる魅力があります。

また、いわゆる“テンプレート的”ではありながらも、悪役がしっかりと憎たらしく描かれている点も良く、物語への没入感をさらに強めています。

 

そして何より、第1話としての完成度が高く、
「この先どうなるのか」を素直に知りたくなる、非常に引きの強い導入で、とても気に入っています。

 

エニアグラムで読む「現実」と「理想」のズレ

 

「主人公の三角 青輝は、エニアグラムで何タイプなのか?」

 

三角 青輝(みすみ あおてる)

日本三國 OPより ©松木いっか/小学館/日本三國製作委員会

 

 

一見すると、答えはシンプルに見えます。


冷静で理性的、正しさを重視し、社会を立て直そうとする姿。

 

こうした特徴から、

タイプ1w9(理想主義者)

と判断するのは、とても自然です。

実際、ChatGPTとGeminiに尋ねても共に1w9との回答がありました。

 

ですが、ここで少しだけ視点を変えてみます。

 

 

■「何をしているか」ではなく「なぜ動いているか」

 

キャラクター分析でズレやすいポイントはここです。

 

  • 冷静だからタイプ5
  • 正義感があるからタイプ1

 

こうした“見た目の特徴”で判断すると、どうしても迷いが出ます。

 

そこで大切になるのが、

その行動は「何のために」行われているのか?

という視点です。

 

■主人公の行動原理を見てみる

 

作中の主人公の三角 青輝は、

 

  • 情報を集める
  • 状況を分析する
  • リスクを潰す
  • 最適な手を選ぶ

 

という動きを繰り返します。

ここだけ切り取ると、かなりはっきりしています。

 

タイプ5の動きです

 

■ではなぜ「タイプ1っぽく見えるのか」

 

ここが今回の核心です。

主人公は確かに、

 

  • 社会を正したい
  • 無秩序を終わらせたい

 

という方向に向かっています。

しかし、その“正しさ”は

 

最初から明確に持っているものではない

 

ように見えます。

 

■見えているのは「理想」ではなく「問題」

 

タイプ1の場合、

 

  • 「こうあるべき」が先にあり
  • 現実とのズレに怒りを感じる

 

という順番になります。

一方、三角 青輝はどうか。

 

  • まず現実の問題を把握する
  • それをどう解決するか考える

 

つまり、

理想ではなく「問題解決」から動いている

 

 

■ここから見えてくる構造

 

この流れを整理すると、こうなります。

 

  • 表の性格:5w6(問題解決者)
  • 裏の性格:1w9(理想主義者)

 

 

■5w6の特徴と、この作品の一致

 

タイプ5w6は、

 

  • 知識を集め
  • 分析し
  • 問題を解決する

 

ことに長けています。

ただし、ひとつ弱点があります。

 

「理想的な状態」が分からない

 

■だから1w9が必要になる

 

ここで裏の性格、1w9が意味を持ちます。

1w9は、

 

  • 正しさ
  • 秩序
  • あるべき世界

 

を示す存在です。

つまりこの物語は、

 

現実を理解する人(5)が、理想(1)を探しにいく物語

として読むことができます。

 

■ストーリーラインとしての読み

 

『小さな現実世界(理解できる世界)にいる主人公(5)がそこから外へ出て

理想の世界(理解しきれない大きな世界)を探す』

※タイプ5w6が主人公のお話の基本パターン

 

www.gunber-stories.com

 

■ここで見えてくる「大阪」という意味

 

物語序盤では、

主人公は妻の東町 小紀(タイプ8)に導かれ、大阪という“中心”へ向かう流れになります。

 

東町 小紀(ひがしまち さき)タイプ8w7

日本三國 第1話より ©松木いっか/小学館/日本三國製作委員会

東町 小紀:「そう あんたの知識を活かせば 辺境を平定し三国時代を終わらす事ができるかもしれん 日本再統一も夢じゃないで(中略)首都大阪にあるそんお方の家には 士官を望むものが毎日千人余り来るって言う噂じゃ そんお方の元でなら あんたの智謀を存分に生かす事ができるとうちは思う」

日本三國 第1話より ©松木いっか/小学館/日本三國製作委員会

 

 

この動きは、単なる舞台移動ではありません。

エニアグラム構造で見ると、

 

5(現実:テーゼ)が、8(行動)によって、1(理想:アンチテーゼ)との統合へと導かれている

 

と読むことができます。

 

 

■ここから先の展開予測

 

この構造に従うなら、自然に見えてくる展開があります。

 

大阪には「理想を提示する存在(1w9:アンチテーゼ)」が待っている可能性が高い

 

 

■なぜ“別の存在”として現れるのか

 

主人公はまだ、

 

  • 理想を明確に持っていない(1未統合)

 

状態です。

そのため、

 

理想は“外部のキャラクター”として現れる必要がある

 

■表と裏は、そのままでは分かり合えない

 

ここからが理論の核心です。

 

5w6(現実:テーゼ)と1w9(理想:アンチテーゼ)は方向性が違いすぎるため

 

そのままでは噛み合わない

 

■そこで必要になるのが「導く者」

 

この作品では、それが

妻の東町 小紀(タイプ8:主人公を導く者)

です。

●8の役割

  • 動かす
  • 決断させる
  • 現実に踏み込ませる

 



■物語の基本パターン

 

ここで構造が完成します。

 

1・主人公(5w6):現実は分かるが理想が分からない

2・裏の主人公(1w9):理想はあるが現実を動かせない

3・導く者(8):2人を出会わせ、動かす

 

このとき、

導く者の介入によって、初めて相互理解が生まれる

 

つまりこの物語は、

「現実」と「理想」が対立し、導きによって統合される物語

として読むことができます。

 

 

■最終的に起きること

 

  • 5w6(主人公:三角 青輝)は理想を理解する
  • 1w9(裏の主人公:?)は現実を理解する

 

そして、

“現実を動かせる理想”が生まれる

 

■最後に

 

エニアグラムは「答えを決める道具」ではありません。

むしろ、

 

キャラクターがどう成長し、どう出会い、どう変わるのか

 

を見つけるための「地図」です。

 

今回のように

  • 表と裏
  • 現実と理想
  • 思考と行動

という構造で見ていくと、

物語の“これから”が自然と見えてきます。

 

今後のアニメを見ながら照らし合わせていく中で、かなり面白い発見が出てくるのではと、ワクワクしながら見ていきたいと思います。

 

今回はここまで。

 

 

 この記事が「イイナ」と感じたら下の【B!ブックマーク】ボタンを押して応援していただけると励みになります。

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います。

 疑問点などありましたら是非教えてください。

 

 この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います。

 みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!

 

【参考資料(兼オススメ本)】

 

「究極のエニアグラム性格学―人の性格って、おもしろい!」

 これからエニアグラムを学びたい方にオススメ

 エニアグラムについての知識が体系化されている分かりやすい本

 必要な情報は漏れなく書かれており、読みやすいのに読み応えがある良い書籍だと思います

究極のエニアグラム性格学―人の性格って、おもしろい!

中古価格
¥996から
(2020/1/12 08:49時点)

「新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ」

 より詳しくエニアグラムの事を知りたい方にオススメ

 いきなりこの本を読むと、その情報量に圧倒されて心が折れそうなるかもしれません

 覚悟のある方は是非!すごい本です

新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ

新品価格
¥1,870から
(2019/12/11 08:53時点)

 

 「スバルの性格分析ブログ」

「裏と表の性格」についてはこちらのブログを参考にさせてもらっています。