がんべあの「ぶれない」キャラクター&ストーリーの作り方

創作活動の強い味方「エニアグラム」と「13フェイズ」

『NEEDY GIRL OVERDOSE』から考える ― 2w3主人公と7w6裏人格で動く物語構造 ―

NEEDY GIRL OVERDOSE 第1話より ©WSS playground / NEEDY GIRL PROJECT

 

こんにちは

 エニアグラムの世界へようこそ。

 アニメ大好き

 みんなと一緒に幸せを見つけていきたい

 がんべあです。

 

今回考察するのはこの春にスタートしたばかりのアニメ『NEEDY GIRL OVERDOSE』

 


『NEEDY GIRL OVERDOSE』はいわゆるステレオタイプのお話ではありません。

この作品のエニアグラム考察は、正直かなり難しい部類に入ると感じています。
今回の内容も、あくまで「第1話を見た時点での仮説」です。

まだ情報が少ない段階での考察なので、
今後の展開によって大きく変わる可能性は十分にあります。

 

ここでは主人公のあめちゃんの性格について考察していきます。

 

あめちゃん

NEEDY GIRL OVERDOSE 第1話より ©WSS playground / NEEDY GIRL PROJECT

 

最初に目につくのは、不安定さや承認欲求の強さです。
そこからタイプ4タイプ2など、いくつかの可能性が見えてきます。

 


「もしこのキャラがこのタイプだったら?」

という複数の仮説を立て、
そこから導き出される物語の展開を想像しながら作品を見る。そして実際の展開と照らし合わせていく。

 

この“答え合わせ”の過程そのものがとても楽しく、
同時に物語作成の良い練習にもなると感じています。

 


■ 裏の性格から表を導くという考え方

 


難しい考察に手こずった時は解りやすい所から考えるのが基本。

 

この作品で性格が非常に分かりやすく見えるのが、「主人公のあめちゃんの配信人格」である「超てんちゃん」の性格です。

 

超てんちゃん

NEEDY GIRL OVERDOSE 第1話より ©WSS playground / NEEDY GIRL PROJECT

 


彼女は常に明るく、楽しく、視聴者を盛り上げる存在です。
不安や苦しさは一切見せず、「楽しい空気」を作り続ける。

 

この振る舞いは、エニアグラムで言えば

タイプ7w6(エンターテイナー)

と考えることができます。

 

ここで重要なのは、ここを「裏の性格」として捉えることです。

すると、エニアグラムの構造上、主人公のあめちゃんの性格は2w3である事が導き出されます。

 

 


■ 表の性格:2w3(もてなす人)

 

タイプ2w3は、

「人の役に立ちたい(2)」
「価値ある存在として認められたい(3)」

 

という性質を持ちます。

人との関係を大切にし、
相手を満たすことで、自分の存在価値を感じるタイプです。

 

特徴的なのは、

「大人としてのもてなし」

です。

 

相手を気遣い、場を整え、
良い関係を築こうとする。

しかし、その分だけ

頑張りすぎる
気を遣いすぎる
堅苦しくなる

 

といった限界も生まれます。

 


■ そこで必要になるのが裏人格:7w6

 


2w3の弱点を補うのが、7w6の性質。

 

7w6は

楽しさ
軽さ
エンタメ性
空気を動かす力

 

を持っています。

 

こちらは

「知的な子供のエンタメ」

 

つまり、

「正しくもてなす(大人の関係)」だけでは届かない関係を、
「楽しく繋がる(子供の関係)」ことで突破する力です。

 

【2w3と7w6の関係についての記事】

www.gunber-stories.com

 


■ 物語としての基本構造

 


この関係を物語として整理すると、こうなります。

 

2w3の主人公あめちゃんは、

「心を込めた大人のもてなし」で
人との関係を良くしようとしてきた。

しかし、それだけでは限界がある。

そこで主人公は、裏の性格「超てんちゃん」へと変化します。

 

7w6の要素――
「知的な子供のエンタメ」

 

を取り入れることで、
新しい形の関係性を作ろうとする。

 


■ 転換点に見えるもの(第一話の段階での考察)

 


「心を込めた大人のもてなし(2w3)」から「知的な子供のエンタメ(7w6)」へ。

 

この転換が「配信」という形で行われることで、
彼女はなんとかバランスを保とうとしているように見えます。

ただし、その均衡はとても繊細です。

 

あめちゃん:「うん 大丈夫 あめちゃんとPなら このまま世界で一番の配信者になれるよ こんな醜い世界でも あめちゃんとPだけは 輝きを忘れないから それは 永遠じゃないかもしれないけれど…」

NEEDY GIRL OVERDOSE 第1話より ©WSS playground / NEEDY GIRL PROJECT

 

裏の時間――つまり7w6として振る舞う時間が長くなりすぎるその構造は一気に崩れ、
破滅的な結末へと傾いていく可能性が見えてきます。

 


■ 成長の鍵となるもの

 


この物語を構造的に見ると、

 

表(テーゼ):2w3
裏(アンチテーゼ):7w6

 

という対立が存在しています。

このままでは両者は分断されたままです。

ここで必要になるのが、

主人公を導く者の存在。

 

エニアグラムの成長方向から考えると、
タイプ2の成長方向はタイプ4です。

 

つまり、

タイプ4的な視点――
「自分自身の感情や本質と向き合う力」

 

これによって、

表と裏を統合し
ジンテーゼへと至る

という流れが考えられます。

 


■ 2つの可能性

 


この構造から見えてくる物語の方向性は、大きく2つです。

 

ひとつは、

導く者によって正しく導かれ、
表と裏を統合し、成長していく物語。

 

もうひとつは、

その導きが不十分、あるいは失われた状態で、
バランスを崩し、破滅へと向かっていく物語。

 


■ まとめ

 


今回の仮説を一言でまとめると、

2w3の主人公が、

7w6の力を使って関係を築こうとする物語

です。

 

ただし、その転換は万能ではなく、
使い方を誤れば崩壊へと繋がる。

その分岐点に立っている状態が、
第一話の時点で既に描かれているように感じられます。

 


エニアグラムは、キャラを分類する道具ではなく、
キャラの動きを理解するための地図です。

 

どのタイプかを当てることよりも、

「なぜその行動を取るのか」
「どこに向かおうとしているのか」

そこを見たとき、
物語はより深く、立体的に見えてきます。

 

今後のお話の展開を見ていく中で、この仮説の答え合わせをするのがとても楽しみです。

 

 

今回はここまで。

 

 

 この記事が「イイナ」と感じたら下の【B!ブックマーク】ボタンを押して応援していただけると励みになります。

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 まだまだ勉強不足で、勘違いや、解説に至らぬ点も多くあると思います。

 疑問点などありましたら是非教えてください。

 

 この記事があなたの「創作活動」と「物語を楽しむ事」に少しでもお役に立てると嬉しく思います。

 みなさんの毎日が楽しく幸せなものになりますように!

 

【参考資料(兼オススメ本)】

 

「究極のエニアグラム性格学―人の性格って、おもしろい!」

 これからエニアグラムを学びたい方にオススメ

 エニアグラムについての知識が体系化されている分かりやすい本

 必要な情報は漏れなく書かれており、読みやすいのに読み応えがある良い書籍だと思います

究極のエニアグラム性格学―人の性格って、おもしろい!

中古価格
¥996から
(2020/1/12 08:49時点)

「新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ」

 より詳しくエニアグラムの事を知りたい方にオススメ

 いきなりこの本を読むと、その情報量に圧倒されて心が折れそうなるかもしれません

 覚悟のある方は是非!すごい本です

新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ

新品価格
¥1,870から
(2019/12/11 08:53時点)

 

 「スバルの性格分析ブログ」

「裏と表の性格」についてはこちらのブログを参考にさせてもらっています。